GRACEは、素粒子理論の散乱断面積の計算を自動的に計算するソフトウェア・システムです。
このシステムは理論、実験、計算機の専門家が共同で開発してきました。このシステムを使って、素粒子理論の精密な理論解析を行うばかりではなく、実験解析のための事象生成プログラムを作成して、高エネルギー物理学実験にも応用しています。
また積分をはじめとする数値計算技法、ファイマン図を取り扱う数式処理手法、高速化のためのプログラム・並列化技法などさまざまなソフトウェア技術を駆使し、将来のリニアコライダー実験において必要な大規模計算に挑戦していきます。
日本物理学会会誌 2007年 Vol.62, No5 に掲載されています。
お手元にある方は、御一読頂ければ幸いです。
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jps/jps/butsuri/butsuri2007.html#62-5
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